大好評予定のぼっち企画第二弾はこちら、「西表島(いりおもてじま)」でございます。
前回は波照間島にノープランでぼっち旅したのですが、西表島はあまりにデカい! ということで、観光ツアーを予約してみました。
ほぼ下調べなし、西表島ってイリオモテヤマネコのとこでしょ? くらいの知識で突撃だ。
ひとりぼっちのソロ旅でも、この観光ツアーは楽しめるのか試してきました! がんばって紹介しますよ!
けっこう長め。
Contents
西表島ってどんなところ?
このMAPを見てもらえばわかるように、かなりデカい!
周囲130キロで、石垣島より大きいそうだ。島の8割は国有地。ふーん。
ただし、やはり見たとおり「ほぼ森」なので住民は2400人。(石垣島は5万人)
そのうち700人ほどは内地からの移住者だそうです。ほーん。
古代より独特の生態系を保ったまま…あの…大自然が…えーと
参考 西表島Wikipedia詳細はこちらをどうぞ。
予約したツアーはこんな感じ
【西表島横断コース 仲間川・由布島と星砂の浜】by 安栄観光
なるほど! さっぱりわからん!
説明にはこう書いてある。
東洋のガラパゴス「西表島」。仲間川ジャングルクルーズのあとはのんびり水牛車にゆられて由布島へ!星砂の浜では星砂を探してみよう。
【スケジュール一覧】
夏期(4/1~9/30)
石垣港08:30発 ~ 船にて約40分 ~ 大原港着 → 仲間川ボート乗場 → 仲間川マングローブクルーズ(約70分) → 仲間川ボート乗場 ―バスにて約25分→ 美原 → 干潟を水牛車にて約15分 → 由布島植物園見学・昼食 → 干潟を水牛車にて約15分 → 美原 → バスにて約60分→ 白浜集落―バスにて約15分→ 星砂の浜見学(約30分) ―バスにて約10分 上原港16:40発 ~ 船にて約45分 ~ 石垣港到着安栄観光公式HPより引用
どうやらジャングルでマングローブを見て、水牛車に乗って昼ご飯たべて、なにやらビーチで星を見つけるそうだ。素敵やん?
他のプランはトレッキング(山歩き)込みしかないみたいなので、ちょっと無理ですアタシ。
ということで、ほぼ歩かなくて済みそうなこちらのプランに決定。
13,200円なり。(web割引込み)
高い気がするけど、往復の船代だけで3,500円くらいしますよ。
終わったあとの感想としては「これなら安い」です!
参考 西表島縦断コース安栄観光公式サイトでは、4日前までの予約しかできないのですが、外部サイトで2日前まで予約ができるところがありました。
ギリギリまで天気予報を見て、それから予約するのがいいと思います!
出発しまーす
朝8:30までに集合。しんどい。
1時間くらい前に、離島ターミナルにある窓口で受け付けをして説明を受けます。眠いからまったく頭に入ってこない。
そしてこんなレトロなチケットを受け取ります。
受付おじさん「これ右から使うからさぁ~ あとはAコースて書いてあるとこ行けばわかるからさぁ~ 3番乗り場から乗ってね~ じゃ気をつけて~ 次の方どうぞ~」
ふむ。それだけ? ちょっと不安になってきた。迷子で置き去りとかイヤよ。
お約束の高速フェリーに乗って40分くらいブンブンします。
前回も書きましたが、「船は後ろに乗る」だよ!
揺れが少しマシなので酔いづらいです。僕は乗り物酔いしたことないけど念のため。
早めに船着き場に並んで、さっさと後ろの席に乗り込んでしまいましょう。
西表島到着
西表島の大原港という船着き場に到着。
真っ赤な沖縄仕様のシャツを着た、真っ黒なおじさんが色々書いてあるプラカード持って立ってた。
赤おじさん「え~~~、AコースBコース〇〇観光のHコース、Sコースはあちら22番のボート乗ってくださいね~。そのほかCコースDコース……」
え、そんなに混ざってるの? だいたい何いってんのかさっぱりわからん!
おじさんにチケット見せて確認したら、やはり22番からボートに乗ってちょうだいとのこと。
右から使う、と言われていたチケットなのに、右から2番目をちぎった。
ですよね…それボートって書いてあるもんね…
でもそういうの不安になるから困るんですけど!! まあええけど!!
先ほどの赤おじさんが操縦席に乗り込み、「はい!いまからね!1時間ほどマングローブクルージングをしますのでね!トイレ行けませんよ!」
おお? 西表島到着からまだ5分。もう始まるのかい。写真撮ってないのに…
マングローブクルージング
↓ こちらはそのボートでの様子をノーカット撮影したやつ。すごく暇な人は動画をどうぞ!
赤おじさんがマイクで解説しながらひたすらしゃべり続けます。
うんちくの情報量がめっちゃ豊富。ユーチューバーよりすごい!
仲間川というところに入ると、すぐジャングル化します。ほんとに日本ですか?
あらゆる色のちょうちょが飛び交い、大自然感がはんぱない。一生ぶんのマイナスイオンを吸収していかないとな!
いちおう言っておくと、ミッツではない本物のマングローブですよ。
ミッツどころかヨッツどころかすんげーたくさん生えてます。
干潮時に来ると、タコ足のようなマングローブらしい根っこが見られるようですが、いまはどうやら満潮らしく、ぱっと見は普通の木。
ただ干潮だと、このゴール地点にある超ありがたい天然記念物の木までたどり着けないので、残念ながら見られないそうです。
ちょっとうるさいくらいの赤おじさん解説。
35分ほど大自然の川を上ると、どうやらゴールの桟橋に到着。
「5分したら帰るからね!待たないよ!はい行ってらっしゃい!」
なぜかプレッシャーをかけてくるおじさん。
慌てて降りていくお客さんたち。僕はこの先になにがあるのか、まったく話を聞いてなかったのでわからない。
湿地の上に、ちょっとした遊歩道が整備されていて、少し進むとこれがドーン。
「サキシマスオウノキ」というらしい神々しい木。ジブリ感満載。
これが樹齢400年で日本最大なんだってさぁ。天然記念物だぞ!!!
ここに来れば、みんなおとなしくなる厳かな空気が漂いまくっています。
ついでに蚊も大量に漂いまくっています。
立ち止まるとやられる。うじゃうじゃ蚊がいる。やばい。
撮るもの撮ったらさっさと退散すべし!
ボートに戻ると、いま来た川を今度はかっ飛ばして戻ります。涼しくて気持ちいい。
1日に何十回も通る繁忙期は、このボート波でマングローブがダメージを受けるんだって。
だから木に近い場所は徐行するようになったみたい。色々大変なんですなぁ。
水牛車でのんびり由布島
船着き場から今度は観光バスに乗り換え。
そのまま赤おじさんが運転手でした。手広くやってるな…もしかして人手不足なの?
来たばっかりなのに、シーサーの上にヤマネコが乗ってる置物を買ってしまった。可愛かったの…
20分ほど走ると水牛乗り場に到着。けっこう人がいて賑わってる感じ。
受付らしいところは見当たらず、スタッフらしき人がぽつぽつ立っているので、適当にチケット渡して水牛車に乗り込む。
水牛は臭いという情報を事前に仕入れていたのだけど、まったく匂いは感じなかった。
牛おじさんが何やら解説してくれるけど、ちっとも聞き取れない。
牛さんには全員名前がついていて、大切に管理されているとかなんとか。
正面に座った同じツアーのお姉さんが超絶美人でした。母親と2人旅っぽい。
うーん、絵になりますなぁ! 美しい!
なんて思ってたら水牛さん、それはもう立派なう〇こをボロボロと生産して台無し。
最前列に座ると、跳ねた水が飛んできます。超注意。
というか帰りも同じような場所でう〇こしてたので、途中にう〇こスイッチでも置いてあるんじゃないかしら。
下は海なので水洗だし、おじさんがおケツをペットボトルの水でピューと洗ってたのでウォシュレットも完備で衛生的。
途中から牛おじさんが、三線を弾きながら琉球民謡を歌ってくれます。
この景色と水牛車に揺られる感じと歌がマッチして最高にいい雰囲気。
由布島でご飯と亜熱帯植物楽園
しかし暑い。
由布島はわずか周囲2キロで、流れてきた砂でできてるんだって。
どうりでどこ歩いてもビーチみたいな暑さなんだなぁ。
真っ黒に日焼けしたお姉さんの案内で先に進むと、アイドル牛との記念撮影ポイントへ。
並ばされてる! これスルーできないやつだ! 撮るしかないやつ!
ツアーだし仕方ないな。まぁ買わなきゃいいわけだし。
あんずちゃんだってさ。
売店に貼ってあった名簿には、「裕次郎」「慎太郎」「優作」などの名前があったので、ここは石原プロだと思う。
植物園をちょっと見学してね! て言ってたけど猛烈に暑いのでレストランに直行。
うま!!!!!
人の住んでない離島でこの食事はありがたいなぁ。
ここのレストランは広く、売店もあり、エアコンがばっちり効いています。
帰りの水牛車の時間まで1時間ほどあるので、体力のない人はここでひたすら休憩するといいと思う。
ぼっち旅のいいところ。連れを気にせず好きなだけ休める!
レストランの外は、綺麗に整備された植物園になっています。
数十年前まではそこそこの集落があったんだけど、台風で壊滅したそうです。

公民館?
いい感じに漂いまくる廃墟感。
ついでに言うと蚊も漂いまくっています。
立ち止まるとやられる。うじゃうじゃ蚊がいる。やばい。
液体ムヒをたくさんぶっかけて来たのに群がってくるよ!
すぐに撤退。体力温存のためにも、エアコンの効いたレストランで時間まで休憩しとこ。
観光バスで周遊
水牛車乗り場で待ってた赤おじさ…ん?
着替えとるやんけ!
青おじさん「は~い、AコースとBコースはこちら16番…」
コースごとに行き先が変わるので、だんだん人が少なくなってきます。
最初は30人ほどまとまって動いてたけど、このバスに乗り込んだのは10人ちょい。
これから1時間ほど周遊しながら、西表島の北のはじっこ「星砂の浜」を目指します。

すごくデカい滝
だんだんと車が増えてきて、イリオモテヤマネコとの交通事故が多くなっているそうです。
音の出る舗装にして注意を促したり、そこらじゅうにヤマネコ飛び出し注意の看板があります。
人間の飛び出し注意の看板はひとつもありません。
信号機は島に2つだけ。子供の教育用に置いているそうですよ。
という話を青おじさんがしている最中に、バスが急ブレーキ!!
青おじさん「あっ!!!!!!!!!!」
そしてブオオオオオオオオオオと鬼バック。 なんだ? やったか?
青おじさん「ワシだ!!!」
野生を見られるのは激レア。国の特別天然記念物「カンムリワシ」
ここ西表島には100羽ほどいらっしゃるそうですよ。
具志堅用高さんの異名で、ベルトにも描かれているんだって。
青おじさん詳しいなぁ!
子午線て知ってる? まさか知らないわけないよね~
念のために書くと、地球儀を見た時の縦のラインのアレだよ。
東経123度45分6.789秒という超気持ちいい線がこの場所を通っているそうだ!
夜にはここから、まっすぐ南にレーザー光線を発射して宇宙人と交信しているらしい。
星砂の浜
やって来たのは北のはじっこ。
ここで星の砂を探そうぜ! というインスタ映えの予感がするポイント。

星砂の浜
海がめっちゃ透き通ってます。謎のカニがたくさん。
ここで仕事のできる青おじさんが、黒い下敷きを取り出し、みんなに配る。
てのひらに砂をくっつけて、下敷きにパラパラ。
するとトゲトゲの星の砂が見つかるって寸法さ!
麦わら美人でさえも、我を忘れて星の砂探しに没頭。
ちなみに星の砂っていわゆる「砂」ではなくて「虫の殻」なんですって。OH…
聞かなかったことにしよう。
僕はちょっとすぐ…飽きてしまい…撮ってない。でもちゃんと見つけたよ!!
ぼっち旅にて、ひとりでぼんやりしていると、優しい女性たちが「写真撮りますか?」とよく声をかけてきてくれる。
そこから少し雑談したりできるのも、ひとり旅の楽しみのひとつ。
こういう場所で穏やかな会話をするのは、とてもいい刺激であり癒しなのです。
西表島・上原港より石垣島にリターン
丸一日お世話になった青おじさんとお別れ。
ちょっとうるさかったけど、有益なお話をたくさん聞けました。
台風の影響により、だいぶ波が高くなってきていると聞いたので、かなりの揺れを覚悟。
だったら絶対に船の後部に乗るしかない。
そこで、何回か言ってる気がするけど「早めに桟橋に行って並ぶ」わけです。
それと、こういうマイナーな港に来る船は、だいたい小さいのが来ます。
すると乗りきれないお客さんがけっこう発生し、あふれると次の便まで待たなければいけません。
長時間待つのはしんどいよ~
90人乗りくらいの船が来る予定ですが、到着10分前くらいに後ろを見ると100人以上は並んでました。
これは完全に多くの難民が出るやつ。早く並ぼうね!
ドッカンドッカン揺れたよ。僕は楽しいけど!
石垣港に17:40到着。
合計9時間ほどの長旅です。おつかれちゃんでした!
ぼっち旅でもこのツアーはおすすめ?
行ったツアーはこちら【西表島横断コース 仲間川・由布島と星砂の浜】by 安栄観光
モチのロンぼっちでもオススメでございます!!
ひとりで困る最大のことといえば「緊急時や迷ったとき、相談する相手がいない」ですが、ツアー形式だと必ず誰かが近くにいます。
慣れた方なら完全独自企画のぼっち旅もいいでしょう。
「次にどこ行ってみよう。何時になったらあそこ行ってみよう。この道通れるかな」
など自分で考えて行動できることが、完全ぼっち旅のいいところ。
でも、何も考えたくない! という方も多いと思います。
そこでツアーを推したい。脳みそ使いません。迷子になる心配もない。
さらに、僕の参加したツアーでは足も使いません。
常に誰かしら人がいる状況で安心、体力がなくても気軽に参加できる。
そしてぼっちを満喫。
これらのことから、特にひとり旅の女性にオススメしたいツアーといえます!
【西表島横断コース 仲間川・由布島と星砂の浜】
興味があればぜひ参加してみてください。チョー気持ちいいですよ!!!
最後にひとつ、西表島観光で最優先の超大事なことを伝えます。
【虫よけ】
参考 西表島縦断コース安栄観光
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