当ブログの記念すべき1回目はこちらのレビュー記事!
石垣島とは直接関係ないけどまぁ気にしないでほしい。来るときの参考にどうぞ。
さて、飛行機に乗るということは、ほとんどの人にとってはウキウキな出来事(当社調べ)なわけですが、空港までの移動はどうにもダルい。
とくに早朝の便に乗るなんて、羽田空港だと通勤ラッシュのど真ん中、キャリーバッグを蹴飛ばされ、舌打ちされながら電車に乗るハメになるかもしれない。
そんな行く前から消耗してられません! あと寝坊が怖いあなた!
思い切って前乗りしてみればいいんじゃナーイ? ということで泊まってみました。
リムジンバス…?
Contents
ファーストキャビンとは?
FIRST CABIN(ファーストキャビン)とは、全国の主要都市にある簡易宿泊所(カプセルホテル)。
飛行機のファーストクラスをイメージしてデザインされたそうで、その内装はスタイリッシュで超おしゃれ。
東京なら秋葉原・日本橋・京橋・築地・新橋・赤坂・麻布・羽田、その他、京都・大阪・福岡などにあります。
全施設、最寄り駅から徒歩5分圏内ですってよ。これで終電逃しても大丈夫じゃないけど便利!
館内では無料Wi-Fiが利用できます。
全164室で、宿泊料金はこれぐらい。そこそこリーズナブル。
■ビジネスクラスキャビン :5,500円(税込)
■ファーストクラスキャビン:6,500円(税込) ※2019年12月時点
ファーストキャビン羽田ターミナル1の場所
場所が非常にわかりづらい。地図を見ても「ああ、第1ビルのど真ん中かな」くらいしかわかりません。
簡単にいうと、第1ターミナル南北の中央部にあるエレベーターを1Fで降りた目の前だ!
エレベーターが開くと目の前の奥に入り口があります。
ほとんど人が通らない郵便局の隣でございますね。
受付ロビー
カウンターには受付が3つ。
チェックインは19:00~なのですが、全員に丁寧に説明したり書類を記入したりするので、その時間に行くとすーんごい待ちます。
できるだけずらして行った方がいいかもしれません。4組ほど前にいたけど15分くらい待った。
公式サイトで、住所氏名年齢からたくさん個人情報を入力して予約したのに、なぜかチェックインで2枚くらい書かされちゃう。
カウンターにてちょっとしたイヤホンと耳栓がもらえます。ご自由にお取りください。
フロント横には男女共用の広いラウンジがあり、自販機や携帯充電機(有料)、パソコン(有料)が置いてあります。
飲食物持ち込み可。ここでお酒飲みながら食事もできちゃう。




長い説明を受けると、ようやくご褒美としてカードキーと貴重品BOXのキーをもらえます。
男性はカウンター向かって右側の入り口、女性は左側の入り口からキャビンスペースへ。
そう、ここは男女別のフロアになっております。女性一人でも安心。

こんなドアを

こうやって開ける
男性用キャビン(客室)フロア
この先は癒しの世界だ、と言わんばかりの落ち着いた廊下を進み、キャビンフロアへ。
ちなみにだ、僕が予約したのは「ファーストクラスキャビン」だ。セレブなので。
うそです。ビジネスクラスと1,000円しか違わないので、どうせならいい方にしてみただけ…
部屋…というか俺の城…というかキャビンはこんな感じ。
あらあらステキ。自分ちの部屋もこれでいいわ。
しかし大事なことがひとつ、部屋に鍵はかけられません。そもそも扉がありません。
廊下と部屋はカーテンで仕切られています。
カプセルホテル界では常識のようですが、「簡易宿泊所」なので法律上、鍵をつけられないそうです。
何でかはよくわかりませんが、そういうもんなのだ!
カーテン仕切りでうるさくないのかなぁと心配になりますが、チェックイン時に騒音についてかなり厳しく言われます。
目覚ましもアラーム厳禁だぞ!!!
TVを観るとき用のヘッドホンはフロントで貸してもらえます。
電源にUSB端子がないのは残念。バッグから充電器を発掘するのが面倒です。
部屋に鍵がかけられないので、貴重品類はここへ入れるしかない。大きさは↑の写真を参考に。
ただ、どう考えてもここにキャリーバッグは入らないなぁ。
お風呂に行くときや、ラウンジでぼんやりするときに心配でならない。
ビジネスクラスキャビンの貴重品BOXはもっと小さい。
ビジネスクラスキャビンの貴重品BOX
公式サイトより引用
うーん、コインロッカーでもいいから置いてほしいところ…
ファーストクラスキャビンならベッド横にスペースがあるので、キャリーバッグやリュックを余裕でおけますが、ビジネスクラスキャビンにそんなスペースはない。
キャリーバッグを抱いて寝てください。
ほとんどの方は、あきらめて部屋の前に大きい荷物を置いていました。
アメニティ類
キャビンウェア(庶民風にいうと館内着)、バスタオル、普通のタオル、ボディタオル(ごしごし洗うやつ)、歯ブラシ、スリッパ。
タオルは肌触り良好。首に巻いて寝よう。
館内着は半そでハーフパンツでサラサラ素材。
絶妙すぎるほどほのかに超いい匂いがする。なんて柔軟剤使ってるんですか!!!ほしい!!!
匂い系がダメな人でも大丈夫だと思う。
スリッパは当たり前だけど小さくてペラペラ。持って帰ってもいいんだよ?
これらの備品類は男女共通です。
男性用お風呂
ここファーストキャビン羽田ターミナル1には「大浴場」がある!
大浴場と聞いて黙ってられない僕、館内着に着替えたらすぐに突撃だ。
白を基調として広々としたパウダールーム。男性用でもパウダールームと言うのかしら? まあええか。

男性用パウダールーム

男性用シャワールーム
大浴場というより中浴場。でも混むことはなさそう。
浴場の床がつるっつる滑るので、体幹トレーニングに最適!!!
寝湯が2つあるのがうれしい。ここでウトウトしているアザラシがいたらそれは僕。
夜中に起きてしまい、もう1回入ろうかと思ったけど、最初に入ったときタオルをうっかりランドリーボックスにポイしてしまっていた。
2回入るつもりじゃなかったしな…まぁタオルもらえばいいか、とフロント行ってみたら
「タオル100円で~~~~~~~~~~~す!現金で!!」
女性用フロアの様子
このファーストキャビン羽田ターミナル1には、女性専用フロアがあります。
フロントから先が男女で完全に分かれるので、女性ひとりでも安心安全なシステム!
こちらの様子は僕のデキる嫁様が取材してくれました。
ファーストクラスキャビン・ビジネスクラスキャビンともに、部屋内部は男性用と全く同じ。
女性の部屋数は合わせて63室。

ファーストクラスキャビン

ビジネスクラスキャビン
館内着・タオル・スリッパなどの備品も男性用と全く同じ。
こちらはファーストクラスキャビンの収納スペース。
これも男性用と全く同じ大きさで、そこそこのバッグとノートパソコンも余裕で入ります。
着替え用ロッカーによくある、鍵を腕など身につけて管理するタイプ。
女性用のフロアも男性と同じく、音の出るものは禁止。
部屋で電話している方がいたみたいで、めちゃくちゃ気になったそうです。ダメだよ!
女性用お風呂
もちろんここもデキる嫁様が撮ってきたんですよね~。完全なる聖域です。
お風呂の手前には広くてきれいなパウダールーム。
洗顔料・メイク落とし・化粧水・乳液などは常備されてるので、最悪手ぶらでも大丈夫。

洗面台
こちら↓は女性用大浴場ですが、男性用との違いは寝湯がないくらいでしょうか。
その代わりじゅうぶん広々としてゆっくりできますね。
時計の場所はそこしかないのかい?
満足できるかわかりませんが、女性に必要な最低限のアメニティは揃っているようです。
できるだけ空いている時間に利用するようにしましょう。
女性専用ラウンジ
フロント横の広いラウンジは、軽食の自販機があったり飲食できる場所なのですが、男女共用スペースです。
男性の目を気にせずゆっくりしたい。
そんな方のために、ファーストキャビン羽田ターミナル1には「女性専用のラウンジ」があります。
やっつけ感が…まああれです。あるだけありがたいと思いましょう。
マッサージチェア、携帯の充電器(有料)、自動販売機が置いてあります。
もちろん飲食可。
この自販機の手前にぶら下がってるのは、売っているストッキングの見本。
触って選べるのがポイント高い!と嫁様談。なるほどなあ~
電話はラウンジ内にある通話ブース内でお願いします。
喫煙は共用ラウンジにある喫煙室で。
男女フロアの違いは?
男女で同じ料金なら、同じようなサービス内容じゃないと納得いかないですよね。
ファーストキャビン羽田ターミナル1は果たして公平なのでしょうか?
■料金 :同じ
■部屋 :部屋内部は同じ(男性101室・女性63室)
■備品 :同じ
■お風呂 :広さほぼ同じ(男性のみ寝湯あり)
■ラウンジ:男女共用・女性のみ専用ラウンジあり
うーん、どうでしょう。特に気にする差はないかと思われます!
その他の設備
館内では無料Wi-Fiが使用できます!
スモーカーにはうれしい喫煙スペース。タバコの自販機を添えて。読んだ新聞はもとに戻そう。
ジュース、お酒、アイスが売っています。ほぼ小銭必須なのが惜しい。
隣に通話スペースがあるので、電話はそこでお願いします。間違っても部屋で通話しないように。
こちらはラウンジにある軽食の自販機。ミニファミマ。
カップ麺があるけど、お湯はどこで入れるのでしょうか…
と思ったらフロント横に電気ポットが置いてありました。深夜でもズルズルいけます。
料金・プチ情報・まとめ
羽田空港のカプセルホテル「ファーストキャビン羽田ターミナル1」に実際泊まってみて、気になった点などをいくつか。
まずは料金システムから。ホテルより安い!
〇宿泊料金〇
■ビジネスクラスキャビン :5,500円
■ファーストクラスキャビン:6,500円
ビジネス・ファーストともにチェックイン19:00~ チェックアウト10:00まで。
〇日中は1時間単位でショートステイが利用できる〇
■1時間利用 :1,000円 [19:00まで]
■早朝ショートステイ:3,000円/3時間 [5:00〜10:00]
※料金は全て税込み
参考 ファーストキャビン / FIRST CABIN公式サイトお食事の事情
すぐ上に書いた軽食の自販機は24時間稼働してますが、そこそこ人気のようでした。
それはなぜかというと、羽田空港の飲食店はほとんど20時で閉まるからだと思います。
ここのチェックインは19時から。
チェックインにやたら時間がかかるので、終わって荷物置いてから何か食べに行こう、とか思ってもほとんど閉店直前の時間になってしまいます。
何か所か22時くらいまで営業してますけれども ↓
ただし、ここを含め夜営業している店は、サラリーマン集団が宴会場のように騒いでいるので超うるさい!
ファーストキャビンのラウンジで、静かにビールと軽食をつまむほうがいいかもしれない。
もしくはチェックイン前に食事を済ませてしまおう!
目覚ましはOK?独特なモーニングコール
次に騒音について、チェックイン時かなり厳しく言われるので、皆様ちゃんと守っているようでした。
ちなみに「目覚ましが禁止」ではありません。
「音の出る目覚まし」が禁止です(アラーム・バイブも)
ちょっと待って、アラーム禁止ならどうやって起きればいいの? と思いますが、モーニングコールしてくれます。
うん? 音が出せないのにどうモーニング的なコールするのかい?
チェックイン時に、モーニングコールが必要かどうか聞かれます。
夜中に目が覚めたので、わくわくしながらお願いした時間を待っていると…
「コンコン…お客様…」「お時間です…コンコン」
軽く床をノックしながら優しく声かけ…けっきょく音で起こすんかーい!!
他の人を起こしている場面を見てみると、片膝ついて頭を下げて小声で話している。
忍者「殿…申し上げます…」
殿様「なにやつ…影か」
忍者「はっ…」
という時代劇で見かけるアレをやってます。必見。
ファーストキャビンはオススメなの?
ファーストキャビンはビジネスホテルではなく、カプセルホテルです。
鍵のかからない部屋、壁はあってないようなものなので、隣の人のいびきなど運要素があります。
自分の荷物をごそごそするにも気を使ってしまいます。
繊細な方にカプセルホテルはおすすめできません。
それを承知で利用するなら…
羽田空港内という日本最強の立地がもう圧倒的で他を寄せ付けません。
しかも周辺ホテルにはない大浴場つき!最高~!
そんなところに、この料金で宿泊できることは大変ありがたい。
女性専用フロアがあるのも優秀なポイントの一つ。
ビジネスクラスキャビンの値段に1,000円プラスするだけで、だいぶ快適なファーストクラスキャビンが利用できるので、空いていればファーストクラスをおすすめします!
たまにはゆっくり時間をとって、美しい夜の羽田空港を満喫してみるのもいいですよ!
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